事業計画書の書き方(手抜き編)

ビジネスでは、いろんな場面で事業計画書を求められます。(金融機関への事業説明、ビジネスパートナー募集などなど)でも、フルスピードで動かないといけない時に、事業計画書作成に時間をとられるのは、あまりにも本末転倒です。
いかに手を抜くかを念頭に、y12c流の事業計画書の書き方をまとめました。

ビジネスプランの策定例をコピペ

  このページに、いろんな事業のビジネスプラン例が掲載されていますので、そっくり頂きましょう。

  その業界の平均的な事業骨格のおおよそは形成できます。平均的な事業骨格を一旦取り入れることで、本来の事業アイデア以外のところで突っ込みが入ることを防ぐことができます。

キャッチコピーを考える。

  市場動向、背景、参入優位性を理解した上で、キャッチコピーを考えます。
  3行程度(言葉にして15秒ぐらい)で、よそには無い優位性を、一発にわかるキャッチコピーに落とし込みます。
  銀行の方に、技術的な優位性をいっても、まず理解いただけないので、キャッチコピー(一般的なセンテンス)に落とし込む必要があります。

平均的な書式に整える


1.プロフィール
  a.新規事業名 (わかりやすく、インパクト)
  b.事業計画書の目的(資金支援、ビジネスパートナー募集 他)
  c.新規事業展開の背景
  d.会社概要

2.事業コンセプト
  a.事業コンセプトの3要素
 ・ターゲット顧客層(性別、年齢層、地域、所得、職業、趣味・嗜好など)
 ・顧客の想定ニーズ(低価格指向、利便性・即時性追求、機能性・品質追求など)
 ・独自の能力(特定分野の技術・ノウハウ、販売方法、免許・資格など)

  b.事業コンセプト
 上記の3要素の内容を盛り込み、事業存在価値、社会的意義を訴えるようなワンセンテンスにする。

3.市場の分析
  a.市場背景(動向などの統計データ)
  b.市場に対する立場(「優位性」「弱点」の整理)

    統計データはこのページの右にある[消費者利用動向]から入手できるので、必要に応じ、適宜補足資料として添付すると良いでしょう。

4.価格設定(収益モデルのおおよそ)
  薄利多売型なのか、高価値による付加価値戦略なのか
  (主に資金回収リスクと、損益分岐点の分析に使います)

5.販売形態(販路、店舗)
  製造業や卸売業であれば、製品を流通させる販路を図示する。 小売業であれば、店舗の立地や広さなどの特徴を記入する。

6.必要資金、月額収支予想、損益シュミレーション
  このページからコピペして、自社環境に沿った形に修正する。

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個人的には、ベンチャーには中・長期の事業計画書は必要無いと思っています。能動的に動けてこそのベンチャーなわけで、「中長期計画を策定し、進捗管理を綿密に」なんて間にうけてやっていると、競合他社に追い抜かれてしまいます。(資金繰り表でキャッシュフロー管理だけをやっていれば良い。)ベンチャーは、朝礼暮改できる社風であってこそ、初めて商機をつかめます。