"「終点がサーバールームとは上出来じゃないか。ここへ来い」"

ゴンドアの谷の歌 やめろw

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「立て! デスマーチは終わりだ。終点がサーバールームとは上出来じゃないか。ここへ来い」
「これがサーバールームですって? ここはお墓よ。あなたとシステムの。プロジェクトが亡びたのに鯖だけ生きてるなんて滑稽だわ」
「あなたにソースコードは渡さない。あなたはシステムをリリースさせることもできずにプロジェクトと死ぬの。今はプロジェクトがなぜ亡びたのか、私よくわかる。ゴンドアの谷の歌にあるもの。『定時に退勤し 休日は家で過ごそう 賞与とともに冬を越え 昇給とともに春を歌おう』」
「どんなに大きな元受を持っても、沢山のかわいそうな派遣PGを操っても、プロジェクトを解決する銀の銃弾なんて無いのよ!」
「プロジェクトは亡びぬ! 何度でも蘇るさ! 仕事の受注こそ、営業の夢だからだ!」
「次は仕様変更だ。席に付けソースコードを修正しろ。工数の遅れをとりもどせ」
「待てーっ! ソースはコミットした。仕様変更してみろ。コードは動かないぞ」
「新卒ー、来ちゃだめ。この人はどうせ私たちを使い潰す気よ!」
「小僧、今月の給与と引きかえだ。工数の見積もりを言え! それともその役職で私と勝負するかね」
「先輩と二人きりで話がしたい」
「来ちゃだめ、会社を捨てて逃げて!」
「3人日待ってやる」
「新卒……」
「先輩、落ちついてよく聞いて下さい。rootパスワードを教えて。ぼくも一緒にタイプする。キーボードに手をのせて。同僚達は本社に帰したよ」
「時間だ! 見積もりを聞こう」
「「『rm -rf /』!」」
「うわあ! うわーっ! ああ、鯖が、鯖がぁ……! ああ、ああ! 鯖が……ああーっ……!」
天空の鯖ラピュタ(完)